PSE確認方法|電動キックボード充電器の見分け方【2026年版】
電動キックボードやスケートボードの充電器・バッテリーがPSE(電気用品安全法)に適合しているかを確認する方法を解説する。マークの見分け方、表示のない製品のリスクを、E MOTORAD 42V2A充電器を例に紹介する。
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「充電器を買い替えたいけれど、PSEマークってどこを見ればいいの」——電動キックボードや電動スケートボードのバッテリー・充電器を選ぶとき、こうした疑問を持つ人は多いはずだ。**PSE(電気用品安全法)**は充電器やACアダプターなどの機器に技術基準への適合を求める法律で、対象品目には表示マークの有無を確認できる仕組みが用意されている。本記事では、PSEマークの確認方法と、表示のない製品を選ぶ際に知っておきたいリスクを整理する。
なお、PSEマークの有無は本記事執筆時点(2026年9月3日確認)でAmazon商品ページ・製品本体の記載を基にした事実の紹介であり、個別の製品が同法上どのような扱いになるかの法的判断は、経済産業省または最寄りの経済産業局に確認してほしい。
PSE(電気用品安全法)とは何か
PSEは「電気用品安全法(Product Safety Electrical Appliance & Materials)」の略称で、電気製品による危険・障害の発生を防止することを目的とした法律とされる。対象品目には、経済産業省へ事業届出を行った事業者が技術基準への適合を確認したうえで、PSEマークを表示することが求められている。
電動キックボード・電動スケートボードで身近なのは、次の2つの品目である。
| 品目 | マーク形状 | 対象になりやすい理由 |
|---|---|---|
| ACアダプター・充電器 | 菱形(特定電気用品)または丸形(特定電気用品以外) | 出力電圧・電流によって区分が分かれるとされる |
| リチウムイオン蓄電池 | 菱形(特定電気用品) | 2019年の政令改正で規制対象に追加されたとされる |
区分(菱形か丸形か)は製品の仕様によって異なるとされ、本記事はその判定基準を解説するものではない。個別品目の該当区分は、経済産業省の公表資料や製造・輸入事業者への確認が必要である。
PSEマークの制度自体は経済産業省が所管しており、最新の対象品目・技術基準は経済産業省の公式サイトで確認できるとされている。本記事の内容は一般的な情報整理であり、法令の一次情報を優先してほしい。
PSEマークの確認方法
1. 製品本体・パッケージの表示を確認する
充電器やACアダプターの本体表面、またはケーブルに近い部分に、PSEマークと届出事業者名・登録番号が印刷されているのが一般的な表示方法とされる。購入前であれば、Amazonなどの商品画像やスペック欄に「PSE認証取得」「PSEマーク付き」といった記載があるかを確認する方法がある。

バッテリー充電アダプター 電動自転車 リチウムバッテリー充電器 コネクタ DC 5.5×2.1mm 出力 42V 2A リチウムイオン36Vバッテリー用 AC 100〜240V、50/60Hz、電源ケーブル付き PSE認証取得 (FY-4202000)
36Vバッテリー搭載の電動キックボード向け純正互換充電器。PSE認証取得済みで国内コンセントでも安心して使える一品となっている、価格と性能のバランスを重視する人に向いている。
- PSE認証を取得済みで、日本国内のコンセントでも安心して使用可能
- AC100〜240V対応で、幅広い機種の電動キックボードに互換できる
- 過充電・短絡・過電流を保護しており、満充電時は自動停止する設計
- 充電インジケーターを備えており、充電状況を一目で確認できる、コストパフォーマンスの面でも評価しやすい
Amazon価格
¥3,980
たとえば¥3,980で販売されているE MOTORAD 42V2A充電器は、商品名・商品説明に「PSE認証取得」の記載があるとされる充電器の一例である(レビュー 17件)。購入前に商品ページの記載を確認し、届いた実物にも表示があるかをあわせて確かめる方法が案内されている。
2. 届出事業者名・登録番号を確認する
PSEマークの近くには、届出を行った事業者の名称または登録番号が記載されているのが一般的とされる。経済産業省の「届出事業者検索」などの公表情報と照合することで、表示内容の実在性を確認できるとされている。
マークの形状だけでは真贋の判別が難しいという指摘もある。届出事業者名・登録番号まで表示されているか、販売ページに適合根拠(届出番号や試験機関名など)が明記されているかをあわせて見る方法が有効とされている。
3. 商品レビュー・Q&Aで実物の記載を確認する
Amazonのレビューや質問コーナーに「実物にPSEマークがあった」「なかった」という購入者の報告が投稿されていることがある。商品画像の記載だけでなく、実際に届いた製品の記載を確認した第三者の情報も参考材料になるとされる。
PSEマーク表示のない製品を選ぶリスク
PSEマークの表示がない、または確認できない充電器・バッテリーを使用することには、次のようなリスクが指摘されている。
- 技術基準への適合が確認できない: 過電流保護・絶縁性能などの基準を満たしているかどうかが第三者的に確認できないとされる
- 発熱・発火のリスク: 電動キックボードのリチウムイオンバッテリーは高いエネルギー密度を持ち、規格外の充電器を使うと過充電や異常発熱につながる可能性があるとされる。詳しい安全対策は電動キックボードのバッテリー発火の原因と対策で解説している
- 販売自体が法令違反にあたる可能性: 対象品目でPSEマークの表示がない製品を販売することは同法違反とされる。ただし、個別の製品が対象品目に該当するかどうかの判断は所轄庁の確認が必要であり、本記事では断定しない
- 並行輸入品はPSE未対応のことがある: 海外仕様のまま輸入された製品は、国内向けの技術基準適合手続きを経ていない場合があるとされる。国内正規代理店の有無とあわせて確認したい
純正充電器の使用、充電中は目を離さない、就寝中・外出中の充電を避ける、バッテリーが膨張したら使用を中止するといった基本の安全対策は、PSEマークの有無にかかわらず徹底したい。バッテリー・充電器の航空機持ち込みは容量によって制限されるため、渡航前には航空会社の規定を確認する必要がある。
PSEマークと技適マークの違い
充電器を確認していると、「技適マーク」という別のマークを目にすることもある。両者は対象とする分野が異なるため、混同しないよう整理しておきたい。
| マーク | 根拠法令 | 対象 |
|---|---|---|
| PSEマーク | 電気用品安全法 | 充電器・バッテリーなどの電気用品全般 |
| 技適マーク | 電波法 | Bluetoothやアプリ連携などの無線機能を持つ機器 |
電動キックボードのアプリ連携機能や無線施錠機能を備えたモデルでは、両方のマークが必要になる場合があるとされる。充電器の適合を確認する場面ではPSEマークを、無線機能付きの車体本体を確認する場面では技適マークを見る、という切り分けを覚えておくと分かりやすい。
車体本体に技適マークの表示があるかどうかは、メーカーの公表資料や車体本体の刻印・シールで確認できるとされている。充電器のPSEマークとは確認場所が異なるため、それぞれ別に確認したい方法として覚えておくとよい。
メーカー・販売店に直接問い合わせる方法
商品ページやレビューだけでは確認しきれない場合、販売店やメーカーに直接問い合わせる方法もある。Amazonであれば商品ページの「出品者に質問する」機能から、PSEマークの表示有無や届出番号を尋ねることができるとされている。
問い合わせの際に確認しておきたい項目は次のとおりである。
- 商品本体にPSEマークの表示があるかどうか
- 届出事業者名・登録番号
- 国内正規代理店の取り扱いかどうか
- 技術基準適合の試験を行った機関名(分かる範囲で)
回答が曖昧だったり、確認が取れない場合は、表示のある別の製品を検討する材料になる。特にバッテリー本体は電気用品安全法上の特定電気用品に指定される場合があり、充電器以上に確認を丁寧に行いたい品目とされている。
なお、問い合わせへの返信内容は販売店・出品者ごとの個別対応であり、必ずしも正式な適合証明にはならない点にも注意したい。より確実な確認をしたい場合は、経済産業省が公表している届出事業者情報と突き合わせる方法を優先することが案内されている。
購入前チェックリスト
以下は、電動キックボード・電動スケートボードの充電器やバッテリーを購入する前に確認しておきたい項目の一例である。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| 商品ページにPSE認証の記載があるか | 商品タイトル・スペック欄・商品説明を確認 |
| 実物にPSEマークの表示があるか | 到着後、本体・ラベルの表示を確認 |
| 届出事業者名・登録番号が記載されているか | マーク近くの表示を確認 |
| 国内正規代理店の取り扱いか | 販売元・出品者情報を確認 |
| 対応電圧・出力がバッテリーの仕様と合っているか | 取扱説明書・製品仕様を確認 |
バッテリー本体の膨張・発熱・異臭など異常を感じた場合の対処については、電動キックボードのバッテリー発火の原因と対策で手順を解説している。あわせて確認しておくと安心である。
制度は変わることがある——定期的な確認を
電気用品安全法の対象品目・技術基準は、事故報道や制度改正をきっかけに見直されることがある。実際、リチウムイオン蓄電池は2019年の政令改正で新たに規制対象へ追加された経緯があるとされ、今後も対象範囲が変わる可能性はゼロではない。一度確認して終わりにせず、長期間使用している充電器・バッテリーについても、購入時と状況が変わっていないかを定期的に見直す習慣を持っておきたい。
特に、複数年にわたって同じ充電器を使い続けている場合は、経年劣化によるケーブルの損傷や発熱の有無もあわせて点検したい。PSEマークの表示は「製造・輸入時点での基準適合」を示すものであり、その後の劣化や破損まで保証するものではないとされている点にも留意してほしい。
本記事のような法規・安全に関わる記事は、制度改正や事故報道の直後に内容が古くなりやすい分野でもある。サイト側でも年1回を目安に記載内容の見直しを行っているが、最新の一次情報は必ず経済産業省の公式発表を確認してほしい。
充電器・バッテリーの買い替えを検討するタイミングは、こうした確認をあわせて行う良い機会でもある。次に紹介するチェックリストを、購入前の最終確認として活用してほしい。
まとめ
PSEマークは、充電器やリチウムイオンバッテリーなどの機器が技術基準への適合手続きを経ているかを確認できる目印とされている。確認方法としては、商品ページ・製品本体の表示、届出事業者名や登録番号の照合、レビューでの実物報告といった手段がある。表示のない製品には発熱・発火のリスクや、販売自体が法令に抵触する可能性が指摘されており、購入前にできる範囲で確認しておく価値がある。ただし、個別の製品が同法上どう扱われるかの最終的な判断は、経済産業省や所轄の経済産業局への確認が必要である(本記事の記載内容は2026年9月3日時点の確認情報)。